はじめに
脳梗塞の後遺症として、歩行に関する問題は多くの方が経験するものです。特に「ぶん回し歩行」と呼ばれる歩き方は、体のバランスを崩し、歩行が不安定になることがあります。本ブログでは、ぶん回し歩行の特徴や、その改善に向けたアプローチとして「正常な脚の振り出し」の理解がどのように役立つかを解説します。
1. ぶん回し歩行の特徴
ぶん回し歩行とは、足を外側に大きく回すような歩行方法のことを指します。この歩き方は、脳梗塞などの神経系の障害によって、足を前に出す際に必要な筋肉のコントロールがうまくいかず、無理に足を外側に回してしまう現象です。結果として、歩行が不自然になり、足がしっかりと前に出ないため、歩行速度が遅くなったり、つまずきやすくなったりします。
2. ぶん回し歩行と正常な振り出し
正常な歩行では、脚を前に出す際、股関節、膝、足首の動きが連動して、スムーズに前に踏み出します。脚の振り出しは自然で、無理なく体の重心を前方に移動させ、歩行が続いていきます。しかし、脳梗塞による影響で筋肉の協調性が失われると、足がうまく前に出せなくなり、無意識に足を外側に回してしまいます。これが「ぶん回し歩行」の原因となり、歩行の安定性が損なわれます。
3. ぶん回し歩行と重心動揺、疲労
ぶん回し歩行をすると、歩行のたびに重心が不安定になりやすく、体が左右に揺れることが増えます。この重心の動揺は、歩行の効率を低下させ、エネルギーの消耗を増やすため、疲れやすくなります。歩行を続けるたびに疲労が蓄積し、歩くこと自体が困難になってしまうこともあります。そのため、まずは正しい脚の振り出しを意識し、無理なく前に足を出す練習が必要です。
終わりに
脳梗塞後のリハビリテーションにおいて、「ぶん回し歩行」の改善は重要な課題です。正常な脚の振り出しを理解し、意識的に練習することで、歩行の質を向上させることができます。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ改善を目指していきましょう。重心の安定を意識した歩行練習を行うことで、疲れにくく、より安定した歩行が実現できるようになるはずです。
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ブログを書いたスタッフ
大村 颯太
理学療法士/健康科学修士 京都 脳梗塞 脳出血 自費リハ 脳卒中後の自然に動ける身体づくりをサポートしています。
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